反転切開法は、わきの下を切開して反転、皮下組織内のアポクリン汗腺とエクリン腺を取り除く手術です。
まず、ワキのしわに沿って5センチほど切開します。およそ毛の生えている部位に少し余裕をもって剥離します。 剥離した皮膚を反転して直視下にアポクリン腺(アポクリン汗腺)を丁寧に除去していきます。
このとき、余裕をもって剥離してあればアポクリン腺の存在する境界線がはっきりとわかります。その後、十分に止血を してから皮膚を縫い合わせます。血液がたまらないように皮膚と脂肪組織をコネクトしていきます。最後に、 圧迫固定をして終わりです。施設によって違うが、翌日から3日目くらいに圧迫固定を除去して、抜糸を5~7日目に行います。
医師が直接目で確認できるのは切開法だけですので、長期的に見ても、大変効果が高く、重度のわきがに対して確実性の高い方法です。
反転切開法はわきがの治療のなかで最も確実性が高い治療法で、重度の患者や他の治療法で効果がみられない患者(医師の診察により 判断)におすすめな治療法です。
この治療では、アポクリン汗腺を剪除することで、毛根も取り除かれる為、多少の脱毛効果があります。確実性の高い方法ではあ りますが、術後の傷痕など美容面の問題、十分な安静期間など、患者さんへの負担は必ずしも軽くはありません。診察時に医師と充 分に話し合うことが必要です。また、汗腺を見分ける経験や知識も必要な方法ですので、慎重にクリニックを選びましょう。